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パンの成形方法ってホントに色々ありますね♪
ウールロールパンは見た目が毛糸の玉みたいに
見えるからそう呼ばれるんですって🐑
信州の秋の味覚🌰栗かのこ
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信州の小布施町というところは栗の産地で有名なのですが、栗を使ったグルメを
扱うお店が多数あり、秋になると観光客で賑わいます。栗おこわやモンブラン、
栗が入ったソフトクリームなど他にも色々あるのですが、皆さんは「栗かのこ」という
和菓子をご存じですか?栗だけで練り上げられた栗あんペーストに、大粒の栗の蜜漬けが
合わさった信州人なら誰でも知っている銘菓です!缶詰になっており日持ちがするので、
引きものや季節の贈り物として使われることが多く、地元のスーパーなどにある
ギフトコーナーには必ずと言っていいほど置いてあります。
なぜ栗菓子は高級なのか
小布施の人気スイーツのひとつに小布施堂の「栗の点心朱雀」という栗菓子があるの
ですが、私はまだ食べたことがありません。完全予約制で9月中旬~10月中旬の
期間限定という貴重なスイーツなのですが、なんと1つ1700円ほどするんです。
こちらは蒸した新栗を裏ごしし、砂糖を加えずに栗あんの上に盛ってあるんだそう。
その年に採れた栗本来の味を確かめることができますね!こちらは小布施堂本店
でしか味わえないので、秋が来たら予定を立てて予約をしないといけません!
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私は小布施に行くと直売所に行って生の栗を買ってくることがあります。自分で調理して
みるとわかるのですが、栗を食べられるようにするにはすごく手間がかかるんですよ。
栗には外側の鬼皮と呼ばれる茶色い固い皮と、そのすぐ下に渋皮があります。特に、
栗の渋皮煮を作る時は、煮崩れを防ぐために渋皮を破らないように皮をむかなければ
ならないので、結構な集中力と労力が要るんです。もう本当に指が痛くなって、
煮るのにも何度も茹でこぼしをしたりと大変で、買ったのを後悔するくらいです(笑)
でも手間をかけただけ美味しいんですよ♪手作りの渋皮煮でモンブランなんて最高!
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私が子供の頃は父がもらってきた栗の皮をむいて、タイマーをセットした炊飯器に
放り込み、朝は炊き立ての栗ご飯を食べたのを思い出しました。今思うと皮むきが
大変だっただろうなと思います。手仕事が大変な食材と考えると、栗を使った食品が
高級なのもわかりますよね。
栗鹿の子を料理に使ってみた
お正月に栗きんとんを食べるように、栗かのこも高級で日持ちがするので、なんだか
普通の日のおやつとして食べるのは勿体ないような気がして中々食べれないんですよ。
貧乏性ですかね(笑)しかも美味しい物は家族みんなで分け合いたい!と思って
貰ってもついついため込んでしまうので、私はパンやお菓子の材料として使うことが
あります。要は量増しですね(笑)
こちらは以前に作った栗かのこと甘納豆の抹茶マフィンです。
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今回は栗かのこと自家製のさつまいもで作ったフィリングを巻き込んだ
ウールロールパンを作ってみました!スクエア型でちぎりパン風にアレンジして
みましたが、どのように配置しようか悩んだあげくこうなりました(笑)
ウールロールも最近SNSなどで見かける可愛らしい成型ですよね!
生地にも紫芋パウダーを使って、ほんのり紫色のウールロールパンです。
栗鹿の子とさつまいものウールロールパンの作り方
<パン生地> 20cmスクエア型
- 強力粉 220g
- 紫芋パウダー 30g
- 砂糖 20g
- 塩 3g
- バター 20g
- 牛乳 170cc
- ドライイースト 3g
<フィリング>
- さつまいも(加熱して皮をむいたもの) 150g
- 栗鹿の子 160g
※一次発酵までホームベーカリーで行いました。
①さつまいもはゆっくりと過熱することで甘味が増すので、子供のおやつ用に
ラクッキンググリルで作った焼き芋を少しもらって使用しました!
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栗鹿の子はこのように缶に入っています。さつまいもと混ぜ合わせておきます。
今年は畑で紅あずまとシルクスイートを作ったのですが、栗鹿の子と同じような
ねっとりとした食感の方が合うと思い、今回シルクスイートを使用しています。
紅あずまはホクホクしていますからね♪それはそれで美味しいのですが(^^)
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②一次発酵の終わった生地を9分割してまるめ、10分間ベンチタイムをとります。
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③ベンチタイムが終わったら、このように麺棒で伸ばし、上半分にスケッパーで
切り込みを入れます。なるべく細く切るのがポイント!なんだかうどんの生地を
切っている時のような感覚になりました(笑)下半分にはフィリングを乗せます。
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そして手前からくるくると巻いたら、クッキングシートを敷いた型に並べます。
細長い形になるので同じ向きでは入りませんでした💦なのでこのように交互に
並べました。真四角になるように成型すればいいのかもしれませんね(笑)
その場合は4×4の配列で16分割にすればいいかな?今度やってみます!
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④オーブン35℃で35分二次発酵しました。
⑤二次発酵が済んだら、分量外のツヤだし卵を塗り、黒ゴマを乗せました。
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⑥180℃に予熱したオーブンを170℃にして30分焼いたら出来上がりです!
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なんとか形になりました!ちぎってみると中はキレイな紫色。栗きんとんのような
餡がたっぷり入って美味しそうです♪栗や芋好きにはたまらないパンです(^^♪
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大きな栗がゴロっと出てきた人は大当たり~♪なんて楽しむのもいいですね(笑)
栗鹿の子は食べ比べセットも販売されているようなので、お取り寄せしてお歳暮に
利用したり、お正月に家族で味わってみてはいかがですか(^^)/
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